サラ金やキャッシングをつまんでいるとクレジットカード審査に不利という話をよく聞きますが、実際はどうなのでしょうか。
今回は、サラ金や銀行などからキャッシングをしていることがクレジットカードの審査にどう影響してくるかについて、書いていきたいと思います。
某大手クレジットカードの審査担当者の知り合いから話を伺う機会がありましたので、お伝えします。
クレジットカード審査担当者にキャッシングが審査に与える影響を聞いてみた！
私：単刀直入に聞きますが、クレジットカードの審査の段階で他の金融機関からお金を借りていると審査には不利になりますか？
審査担当者：申込者の方の属性を総合的に判断して、審査をしております。
私：そうですよね、総合的に・・・って、ただお金を借りているからといって審査に落とすってことはないですよね？
審査担当者：もちろん、入会を希望される方の収入とのバランスになりますが、収入に対して、キャッシングや借金の額が大きかったりすると、返済困難者とみなして審査を落とすこともあります。
私：キャッシングの頻度などはどうでしょうか？数万円単位を月に何度も借りているという方は？
審査担当者：まず入会者の収入と家賃・他社残債から月に使えるお金を算出します。その使えるお金に対して、毎月の借金の変動、おもに増加ですが、その金額をみることはありますね。
私：月に借りる頻度はあまり関係ないということですか？
審査担当者：社内データでない限り、他社の情報はCICやJICCで見ることになり、殆どのクレジットカード会社は、月1更新なので、頻度までは確認できません。その上で、急に借り入れが増えていないかは審査のポイントになります。既にブランドの違うカードを持っていてキャッシングの詳細履歴が確認できる場合は、少額でも借り入れの頻度が多いは、審査に影響することがあります。
私：知らないうちにキャッシング枠がついていて、使用していなくても、審査に影響しますか？
審査担当者：これもケースバイケースにはなりますが、一般的なクレジットカードは枠があれば、それを特別な事情がない限り、減枠することはありません。そのためいつでも借りられる状況ではありますので、そのキャッシングを使っていても使っていなくても、利用している(利用可能)とみなし、審査や限度額に影響することがあります。また、限度額に関しては、総量規制(年収の3分の1)も加味しますので、それを超えている方は、限度額が低い、もしくは、審査で否決することがあります。
私：サラ金とキャッシングで差はありますか？
審査担当者：基本的にはありません、現金を借りられる(借りている)状況にあるかが、ポイントとなります。但し、収入に対して影響のない範囲であれば、あまり審査時に加味することはありません。
※これはあくまでもこの担当者の会社に限ったことであり、全てのクレジットカード会社共通のルールがあるわけではないと仰っていました。
サラ金・キャッシングは審査に影響する!?
担当者の話から、キャッシングやサラ金などは審査に影響すると考えたほうがいいようです。これは、利用しているかしていないかよりも、借金できる枠があるかないかで審査結果が変わってくる可能性が
高いと思いますので、クレジットカードの審査が通らず悩んでる方は、一度、現在のクレジットカードのキャッシング枠や、他社の借金の枠を見直して見る必要はありそうです。
